戸伏千寿子(とぶせちずこ)と申します。
大分県大分市在住、12月20日射手座生まれのAB型。
夫は一人、独立している娘二人がいます。
(*2020年現在は、夫一人と黒猫♀みゅう、娘たちはそれぞれ結婚して、孫1人、もうすぐ1人増えます♬)
子どもの頃は、今は千年の歴史を刻む荘園の里で有名な『田染荘』の自然豊かな田舎で折々の四季を五感で感じながら育ちました。
楽しかったこと、悲しかったこと、辛かったことを大きな空や風、雲、お陽さま、お月さま、お星さま、木々、草花たちが“大丈夫だよー”と見守っていてくれたんだなぁーと今は感じています。
大きな大きな愛に包まれていたんだと・・・
~セラピールームAngela誕生秘話~
さて少し長くなりますが、これから私が“セラピールームAngela~アンジェラ~”を開設するまで、なぜ『ここ』にたどり着いたのか、お話を聞いていただければ幸いです。
少しだけでも、「こんなふうに変われる自分」「本当の自分探し」のヒントになればと思います。
迷いの日々
でも、そんなふうに気づけるまで私は彷徨い、迷い、惑いの日々でした。
人の目が気になる、自信のない自分がいて、時折胸にぽっかり穴が開いたように虚しさを感じる私がいました。
いつも頭の中で考えて考えて出口のない迷路をぐるぐる回る、出口は見つからないまま考えることに疲れて果てる。
最終的には「私が・・・だからいけないんだ」自分への罪悪感で締めくくる。
人にはそんなふうには見えなかったみたいだけれど、自分のココロの奥は結構、上下動の激しいジェットコースターのようでした。(笑)
子育て中は、怒りっぽく、何だかイライラしていたことを思い出します。子どもたちには本当にごめんなさい!と今は言ってます(笑)
それでも子どもたちは愛情いっぱいに育ててもらった(泣)と言ってくれます。本当に私の元に生まれてきてくれた子どもたちに感謝しています。
あふれる・・・
よく、自分はどの自分が本当の自分なんだろう?!とか、自分をもう1人の自分が見てるという分離感を感じてもいました。いつも自分のココロの声ではなく頭の中の思考の声を聞いてばかりいました。
そんな自分の中の不都合との葛藤はネガティブな感情として私の中に長いこと定期的に現れました。
そして、そのネガティブが頂点に達した時、私はコップから水がこぼれ出ていくようないっぱいいっぱいの感覚とともに抑えていた感情があふれ出てきたのです。まさに私の臨界点を超えた瞬間でした。
もう数年前になりますが、その時、自分でも普段と違う自分の“おかしさ”に気づきました。そんな時でも、もう1人の私は自分の感情をコントロールできない私を見ていました。
自分のこの“おかしさ”の原因を知りたくて図書館で心理学関連の本を調べました。
「インナーチャイルド」・・・やっぱり、私には心当たりがあったからです。というよりも「私」を形作っている背景には、母の影響が大きいと常に感じていたから。
母はとても厳しく怖く、よく怒られていた・・・でも、母に好かれたかった。認められたかった。子どものため、しつけのため、どこの親も良かれとしたこと。でも子どもはとても傷つきやすい。
成人になってからも認められたい、好かれたいという思いは潜在的にあり、そんな思いは“母からの呪縛”として私は縛られていると思っていました。でも、実は自分が自ら巻きつけて自分で縛っていたということに自分で解いて気づいたのは、ずっとその後ごく最近のことです。
それも、私の師セラピストの淡路紀世子さんのセラピーに出会ったことがきっかけで、まさに“ひも解かれた”のです。その紀世子さんとのセラピーとの出会いは、私の“おかしさ”の発覚から1年後となります。
結局、私は図書館で調べた後、自ら心療内科に行ってインナーチャイルドが関連していると思う云々・・・と告げその対症法を実践して1回で“おかしさ”は正常となりました。
その後,、“あふれ出る”ことはなかったけれど、やはり私の中の様々な不都合さが消えることはありませんでした。
扉が開いた
そんないつも心の奥に満たされてない想いを抱いていた私は人の言動の裏にある心理を知りたいというか、こんな言動は、こういう思いから発生してるんじゃないか・・と分析する癖(?!)がありました。
今思うと、「本当の自分」を知りたかったんだなぁーと感じます。
そして、私は友人から飯田史彦著「生きがいの創造」という本を紹介されて読むと目からウロコ・・・それが私の精神世界への一歩でした。
その後、ブライアン・ワイス博士の「前世療法」を読み、偶然ネットで検索中、ワイス博士に師事したヒプノセラピーの(催眠で退行療法する)セラピストが福岡でワークショップを開くという情報が目に入り申し込みました。
参加したけれど何か違う・・・そんな感覚で、その帰り、立ち寄った書店で導かれるかのように「インナーチャイルドヒーリング」(淡路紀世子著)を手にして開くと心が早鐘のように鳴り響き「これー!!」私が求めていたものはこれだと感じました。
私がいつも抱いていた疑問を晴らしてくれるのに十分な内容だったのです。
家に戻ってネットで淡路紀世子さんのHPを検索、直感で私が探していた何かを見つけられるような気がしました。
そこに書かれてあったのは今まで疑問に感じていたことを1つずつ納得、共感できるような言葉の数々でした。
個人セラピー、その翌日の「光の言葉セラピーヒーラー養成講座」が行われる告知に何度も何度もHPを開いては読み、やっぱり『ここ』と決意して申し込みました。
決めてからセラピーを受ける日まで私のエネルギーは動き始めたようでした。そして個人セラピーへ向かう電車の中で “明日からの私はきっと変わる!新しい私になる!”・・・確信したようにポジティブな私がいました。
一枚、私の心の扉がゆっくりと開いていく気配を感じていました。
つながる・・・
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今 私はここにいる
今 私はここにいる
誰でもない・・・私!!
このバスに乗っている人、みーんな一緒!
丸ーるい地球の中で1つ
みーんな一緒だよ
だから 1つだよ
私、知ったんだよ!
みんなは1つ
つながっている
みんなつながっている
家族のような・・・別々だけど、みんなつながっているよ
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これは私が初めて紀世子さんの個人セラピーとその翌日の「光の言葉セラピーヒーラー養成講座」を受講した後の帰りのバスの中でのつぶやきです。
この時、私の胸の扉が一枚開いて「ありのままの自分」を感じられた。
この日から私の道は一つに向かって『今』になり『ここ』を通過してまた一つにつながっていく・・・。
セラピストAngela 誕生
この日を境に私はセラピストへの道に進むことになります。
後に光の言葉セラピー上級編、前世療法、インナーチャイルドヒーリングの講座を受け、前世療法受講後、セラピストに“なりたい”が“なる”の強い意志に変わっていきました。
セラピールーム Angeal~アンジェラ~の“Angela”は私の過去生の一つです。(私の前世体験をご覧ください)
前世療法講座を受けた時に私自身が体験した(思い出した)過去生での名前です。中世のギリシャで天使でヒーラーでした。
この過去生でのメッセージは「今は本当のことは伝わらなかったけれど、きっと伝えられる時が来る」それが、今世とつながった・・・・・流れのままに・・・こうして “セラピールーム Angela”は生まれました。
あるがまま
私はこのセラピーを知って、出口のないグルグル巻きの自分や人の目が気になる自分、壁を作っている自分・・・そんな「本当でない自分」から開放されて『ありのままの自分』に気づいて、生きていく心地よさを知りました。
だから今、心の中に身体の中に気になることを抱えて「どうして?!」「なぜ?!」「どうにかしたい」「解決したい」と思っているあなた・・・
人に話しを聞いてもらう、本を読む、自分の好きなことをする、自然と触れ合う、散歩する・・・そうすることで「本来の自分」に戻すこともあるかと思います。
いろいろやってみたけど、やっぱり気になる、解決しないと感じているなら、私のやってるセラピーは有効かなって思います。
たくさんの人にこんな方法もあるよって、知ってもらえたら「あるがまま」の自分に近づいて、とても楽な生き方ができるんじゃないかなーって思います。
たくさん抱えてきたお荷物・・・少しずつ下ろしていけば、身軽になって楽しく歩けていけるかも・・・。
そんなお荷物下ろしのきっかけにAngelaがなれれば、とってもうれしいです。
もっと、気軽に取り組んで「あるがまま」の自分を取り戻しましょう!
セラピールームAngela~アンジェラ~を開設、HPを公開したのが2007年夏のことです。
あれから9年がたち、10年目にはいります。
その間、たくさんのクライアントさんに出会い、セラピストとして多くのことを学ばせていただいたことに感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました✨
大分市内のアパートの一室ではじめたセラピールームは3年後、自然豊かな荘園の里、豊後高田市田染荘(たしぶのしょう)に移転しました。
そこは私の生家の納屋を改修した古民家『御堂園(みどぞ)』(我家の屋号)、ありのままの自分に還る場所のコンセプトのもと、2階をセラピールームと講座、セミナー、イベントなどに使える多目的ルームに1階を週末カフェとして「御堂園カフェことの葉」をオープンしました。
御堂園カフェでの活動
懐かしさを残す古民家の御堂園カフェはセラピストが営む田染荘を訪れる旅の休憩所であり人生の旅の休憩所。
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何気ないおしゃべりを通して
心地いい風が あなたの中をすうっと
吹き抜けていく
あなたの中のなにかが ほどけた
心の扉が 一枚開いた
瞬間なのかもしれない
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2012年には大分市内の自宅セラピールームも開設しました。御堂園では5年間、セラピーの他にも石窯ぱん、石窯ピザ、ランチ提供、地域活動(荘園マルシェ、まこも栽培)、イベント等さまざまな活動をしてきました。
大きな転機
5年が過ぎた2015年秋、突如、胃の辺りの激痛に襲われ炎症と結石によって人生初の入院(お産以外)
その時は青天の霹靂のような出来事だと思っていたけれど、突然の入院によってそれはとっても意味ある事だと知りました。
実は大分市の自宅から豊後高田市田染荘の御堂園まで週4日ほぼ通い、そこで催される行事・イベントをこなし10月はヘトヘト状態だったのは確かでした。もちろん、それ以前までもきっと溜まりに溜まっていたと思います(現在は毎週日曜日のみ開店です)
ずっと回転し続けていた動きに自らがストップをかけたのだと思いました。「病気」「事故」「けが」は自分へのサイン・・・セラピーの中でも伝えてきました。
「もう無理だよ、このいき方(生き方、行き方)・・・」ずっと心の中で感じ続けてきてたことでした。それまでも、ちょっとずつブレーキをかけてはいたのですが、今回ばかりは、きっと、こうでもしないと止められなかったのだと思います。
私にとっては生き方の転換・・・大きな大きな転機でした。私自身がその時の私にサインを出したのです。
そして、冬季休業宣言をして動きを止めた中でゆっくりじっくりと自分自身に向き合う時間を取ることにしました。
その間、たくさんの気づきと心の変化を得ることが出来ました。
貴重な・・・とても大切な時間・・・今も日々、気づきと変化を楽しみながら私の続きのこの先の人生へ向かって歩いています。
Angela~アンジェラ~から みずの輪tenshi
そんな起点となった今回の体験を経て私の中で沸き上がってきたセラピールームの改名。
2007年開設時はAngela~アンジェラ~の名前しか浮かばないくらい強いインパクトとして今世、私の中で甦った過去生。
時が流れ、過去生アンジェラの人生できなかったことを今という世界で体現できたかなぁっていう思いがあります。
もしかしたらアンジェラの思いは9年の歳月、多くのクライアントさんとの出会いの中で昇華していったのかもしれません。第一幕が降ろされたのかもしれません。そんな感覚を受けて私の中に現れた・・・水・自ず・見ず・・のエネルギー。
ひとつのいし(石・意志)がぽとりと落ちた水面に水の輪が広がっていくように・・・そんな光景とともにみずの輪tenshiはやってきました。投げられるいし(石・意志)によって、みんなが本当の幸せを感じられる世界が広がりますように。
Angela~アンジェラ~からバトンタッチ、みずの輪tenshiのいし(意志)を大切に引き継いでいきたいと思います。
暗闇の中を彷徨うひとすじの光になれたなら 私はとても幸せに感じます。
2018年には、わが国初の心理職の国家資格『公認心理師』を取得しました。
(※『公認心理師』の設置について
国民の心の健康問題は、複雑かつ多様化しており、それらへの対応が急務となっています。
これらの問題に対し、他の関係者とも連携しながら心理に関する支援を行う国家資格がわが国にはありませんでした。
平成27年9月9日に公認心理師法が成立し、平成29年9月15日に施行され、わが国初の心理職の国家資格として「公認心理師」制度が推進されることになりました。)
『公認心理師』は、
(1)心の問題を抱えている方に対して面接や観察を行い、検査・分析をする
(2)心の問題を抱えている方に対して、その解決方法を考え、相談や援助を行う
(3)その本人だけでなく、周囲の関係する方々に対しても相談にのり、助言や援助を行う
(4)心の健康についての知識や情報の発信・提供を行う
とあります。
⑴~⑶は、臨床心理士やセラピストとしての活動と重なりますが、⑷が、公認心理師として、求められている責務といえます。
実は、10年余り前に、お母さんたちに『インナーチャイルドのお話し』をしたことがあります。
子育てがしんどいと感じてるお母さんたちに、まずは、インナーチャイルドのことを知ってもうおうと思いました。
何がそのしんどさの元になっているのかを、インナーチャイルドが生まれる幼少期の子どもさんを育てているお母さんたちに知ってもらいたかったのです。
もちろん、これからお母さんになる人、子どもに関わっている人、その職業の人などにも伝えたかったのです。
その後、田染荘・御堂園への移転などがあり、その活動は、継続できないままになって、いつか、多くのみなさんに伝えたいという思いはずっとありました。
昨年2019年7月には、仲間と共同で、大分市敷戸団地の多世代の居場所『コミュニティカフェ大きな樹』でを立ち上げました。地域の交流の場であり、枠なく誰もが集える場であり、まちかど相談窓口など、ふらりときて、おしゃべりして、心の内を話せる場として開設しました。
そこで、今年2020年、年明けと共に『子育て支援イベント』として、更に内容を充実して開催することになりました。
毎月1回の開催は、いつも大好評です!
今後も、この心の健康についての知識や情報の発信や提供活動を続けていきたいと思っています。
また、その活動の場を広げて、PTAや保育士、教師、一般の方々にも外に向けて行っていきたいと考えています。
同時に、今まで同様、セラピー活動と「光の言葉セラピー」セラピストの養成にも力をいれたいと思っています。
多くの「光の言葉セラピー」の使い手が増えて、自分とつながる、自分軸がもてるサポートをしていけたら、ステキな世界に近づく✨・・・そんな気がしています。
どうぞ、これからもよろしくお願いします。
みずの輪tenshi
公認心理師 戸伏千寿子